リースバックとは
リースバックとは、今お住まいのご自宅を売却して、同じご自宅にそのまま賃貸契約で住み続けられるという家の売却方法です。
リースバックをご利用される方
事業資金のため
会社経営者や個人事業主の方で、業績の悪化などで、資金繰りのために急な資金が必要な場合、自宅をリースバックして事業資金に充てることができます。会社の経営状況が悪く会社が銀行などから直接融資を受けられないような場合でも利用することができます。
老人ホーム入居時
老人ホーム入居資金として、活用される方も多くいらっしゃいます。
入居待ちの老人ホームがある場合や、資金をつくって、ゆっくり施設を探したい方など、リースバックを利用して、今のご自宅に住みながら、施設のご入居が決まるまでの間住む目的で利用することもできます。
住み替えのため
ライフスタイルの変化などにより、「子供ができてもっと広い家に住みたい」「都心から離れたエリアに引っ越したい」など、住み替えを考える方もいるかと思います。
リースバックを利用すれば、住み替えのための資金を持って、新しいお住まいが決まるまで、そのまま住むことができます。
リースバックの流れ
1. 利用するリースバック会社を選ぶ
2. リースバックの査定依頼、資金計画を立てる
3. 物件の現地へ訪問査定 店舗
4. 契約内容の決定(売却価格・家賃・特約など)
5.(賃貸契約)保証会社の審査
6. 売買契約
7. お引渡し(残金決済)、賃貸借契約
リースバックに必要なもの1(査定依頼時)
リースバックの検討を始めたら、まずはリースバック会社を選びます。
所有する物件のエリアでリースバックが可能な不動産会社を探したり、リースバック一括査定を利用するのが一般的です。信頼できる不動産会社を見つけるには、口コミなどを参考にするのも良いでしょう。
査定は、リースバック会社のウェブサイトのフォームに必要な情報を入力して、査定を依頼したり、直接電話をして、口頭で情報を伝えて査定を依頼する形となります。
(主に査定に必要な情報)
1.契約者本人様に関する情報(お名前/ご年齢/お電話番号/ご住所/メールアドレス)
2. 物件に関する情報
ー物件の種類(戸建/マンション/店舗/倉庫 等)
ー築年数
ー面積(土地面積/建物面積/専有面積)
ー物件の状況(居住中/空室/賃貸中 等)
ー物件の所有者(本人所有/共有名義)
ー売却理由
以上が、一般的に査定に必要な情報となります。
売却理由は実はとても重要です。例えば、すぐに資金が必要でお困りのようでしたら、業者買取ですぐに現金化できる方法をご提案したりすることができます。但し、その場合は売却価格が通常よりも下がってしまいますので、時間をかけても高値で売却したい場合は通常の販売活動を行う、通常売却をご提案することになります。
売却理由によって、最適な方法が変わってくるため、ご自身の状況を細かくお伝えいただくことはとても重要となります。
リースバックに必要なもの2(申込み時)
リースバック会社が決まり、査定を終え、提案内容に納得してリースバックの利用を決めたら、不動産会社に申込みをします。
申し込み時に必要となる書類は下記です。
1.住民票
2.本人確認書類(運転免許証/パスポート/健康保険証/マイナンバーカード 等)
3. 印鑑証明書
4. 権利証(不動産を取得し登記した際に法務局から発行されるもの)
5. 固定資産の評価証明書、固定資産の納税通知書
6. 所得を証明する証明書(給与明細/源泉徴収票/確定申告書類 等)
以上が申込時に必要な書類となります。
また、場合によっては下記の書類が追加で必要になる場合があります。
1. 自宅の間取り図
2. ローン残高証明書
3. 自宅を購入した際の重要事項説明書
4. 自宅が建てられたときの建築確認書
5. 隣地の境界確認書、掘削承諾書
6. マンションの場合、管理規約
売却を決めたら、スムーズに契約まで進められるように、余裕を持って準備するのが良いでしょう。
リースバックに必要なもの3(売却時)
不動産会社に申込後、物件の売却へと進みます。
売却時に必要な書類は下記となります。
1. 本人確認書類(運転免許証/パスポート/健康保険証/マイナンバーカード 等)
2. 実印、印鑑証明書(発行後、3ヶ月以内のもの)
3. 登記簿謄本、土地測量図、境界確認書
4. 固定資産税納税通知書
5. 司法書士への委任状
6. 不動産会社と結んだ売買契約書
リースバックに必要なもの4(賃貸契約時)
リースバックは、物件の売却後、賃貸契約を締結します。
必要書類は下記となります。
1. 本人確認書類(運転免許証/パスポート/健康保険証/マイナンバーカード 等)
2. 住民票
3. 印鑑
4. 印鑑証明書
5. 所得を証明する証明書(給与明細/源泉徴収票/確定申告書類 等)
6. 不動産会社と結んだ賃貸借契約書
7. 敷金・礼金・不動産会社への手数料 等
リースバックに必要なもの、まとめ
以上が、リースバックの流れ、リースバックに必要なものとなります。
リースバックには、査定時、売却契約時、賃貸契約時、3段階にて、それぞれ異なる書類が必要となることが分かりますね。
ご自身が利用されるリースバック会社、不動産会社の担当者が事前に必要なものを教えてくれサポートしてくれると思いますが、事前に予備知識として知って準備しておくと、慌てずに、契約に臨むことができると思います。
査定から書類の準備、契約など細かなステップがあるので、スムーズに進めるためにも、信頼できるリースバック会社、不動産会社を見つけることが重要だといえるでしょう。
Comments