中古物件を売却する際、リフォームすると資産価値が上がり、
売却価格も高くなるものでしょうか?
リフォームして資産価値が上がるのであれば、
古い家を購入してリフォームして売却する方法等も考えられますね。
リフォームすると売却価格は上がるのか?
結論から言いますと、自分のためのリフォームは売却価格に差ほど影響しないことがほとんどです。
一部を自分の使い勝手の良いキッチンにリフォームする、トイレの便座を交換する等の部分的なリフォームをして、数年後に売却をする等の場合、キッチンや浴槽、トイレなどは年々新しいものが出ているため、数年で売却したとしても、設備に対しての付加価値を感じるのは難しいかもしれません。
また、壁紙やフローリング等も経年劣化していき生活感が出てしまうものなので、
一部のリフォーム等を行ったとしても、家の資産価値が上がるのは難しいです。
売却する直前にリフォームすれば、高く売れるのか?
例えば直前にリフォームをするとします。
リフォームするにあたり、数百万円程のリフォーム費用が発生するとすると、
その分かかった費用を売却価格に乗せる必要があるかと思います。
購入する側にとっては、リフォームをせずにリフォーム費用を差し引いた、購入金額が低い方が需要があるかもしれません。
どのようなリフォームの場合は資産価値が上がるのでしょうか。
資産価値が上がりやすい3つのポイント
(1)ニーズの高い間取りを意識したリノベーション
築年数の古い間取りは小さい部屋で仕切られていて、部屋数が多い場合があります。
現代は2~4人程度の家族構成が多いことから、
2LDKや3LDKの間取りが人気が高く買い手がつきやすいです。
部屋数が多い間取りの場合は壁を抜いて、リビングダイニングを広くとった間取りに変更したり、家事動線を考えた利便性の高い間取りに変更する事で、購入者が求める資産価値の高いリノベーションとなると見込まれます。
(2)陽当たり、風通しを意識したリノベーション
住宅を選ぶ基準で陽当たりや風通しを重視する方は多くいらっしゃいます。
陽当たりや風通りは立地の影響も多くありますが、
間取り変更により、大幅に改善される場合があります。
築年数の古い間取りで小さい部屋がいくつも仕切られている場合、
壁が遮ることで陽当たりや風通しが悪く、狭く暗い印象を与えます。
個室の間仕切り壁を撤去して、広々とした空間にすることで、
窓が2面続きになったり、2面採光になったりすることで、
陽当たりと風通しが改善され、資産価値の向上へとつながります。
(3)実用性のある住宅設備を取り入れたリノベーション
キッチンや浴室、洗面所、トイレ等の水回りは年月を重ねるごとに劣化が感じやすい場所です。
ある程度の年数が経っても、劣化を感じさせない設備、シンプルで飽きの来ないカラー等を
選ぶことで劣化を感じさせない工夫はできるかと思います。
また、モニター付きインターホンを導入して防犯性を高めたり、
玄関部分の郵便ポストを宅配BOX付きのものに変える等、その時々で便利な設備を取り入れることは、購入者のニーズに応え、資産価値を高めるリノベーションといえるでしょう。
リフォームすることで、家の資産価値が向上すれば、固定資産税があがるおそれもあります。固定資産税が上がるリフォーム、下がるリフォームをみていきましょう。
固定資産税が上がるリフォーム
①主要構造部のリフォーム
屋根や壁、柱や梁に床・階段といった家の主要構造部をリフォームは機能性や耐久性の向上が見込まれるため、固定資産税が上がる可能性があります。
機能性や耐久性が向上するようなリフォームは注意が必要です。
②床面積を増やすリフォーム
固定資産税の税額は、床面積を基準に算出するため、床面積を増やすリフォームも、固定資産税が上がる可能性があります。
平屋を2階建てにしたり、部屋を増築したりする場合は、注意が必要です。
固定資産税が下がるリフォーム
①家の耐震性を向上させるリフォーム
家の耐震性を向上させるリフォームを行った場合、耐震改修工事をした場合の住宅耐震改修特別控除を利用でき、固定資産税が下がる可能性があります。
リフォームの工事が完了した翌年のみであり、昭和56年以前からある建物に限られますので、条件を確認する必要があります。
詳細は下記のリンクより、ご確認ください。
おわりに
古くなった家を売却する場合、少しでも高く売却したいと思うでしょう。
今回は効果的なリフォームや固定資産税が上がる場合のリフォームを見てきました。
リフォームの内容によっては、資産価値が上がったり、売却価格が上がる可能性があるので、ご自分の持ち家と照らし合わせながら、じっくり検討していくのが良いでしょう。
現在のご自分の持ち家の売却価格を査定したい場合は
コチラよりどうぞ↓↓
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